i ta

i ta

i ta では毎月はじめ、1枚の板について紹介していきます。

よく使う木から変わった面白い木まで色々と取り上げたいと思っています。

今月は栗のブックマッチです。栗はふくなりで一番よく使う木です。
ブックマッチというのは板の半分にスライスして、
パカっと本を見開いたように並べることを言います。
木目が左右対象になるのが特徴です。

今回はこれで楕円のテーブルを作ります。

この材は豊橋の材木屋さんに市場で競り落としてもらったものです。
信州から近畿までの市場を毎月見て回っており、ふくなりに良さそうな木があると連絡があります。
この材木屋さん、スッとまっすぐにまん丸に育った優等生タイプの材より、
ちょっと変わった面白い材を探して来てくれます。

楕円にしたところ。
皮の部分が特徴的。
そこは枝分かれする部分で、踏ん張ったりする為か、色々な杢(モク)が入っています。
ちょっとだけスワンチェアに見える。

裏面。吸い付き桟とレッグジョイントで脚がつきます。
とても力強い板です。こういう感じの木目も表に使えたら面白いな。

皮の近くの部分。
無垢材は表の面から横、裏へと木目がつながっています。内部もつながっています。
木にシワができ、その部分を平滑にするとキラキラになります。
平らでありながらも立体的で、見る角度によっても光り方が変化します。

板の真ん中あたり。連なる山のような木目。

こちらは裏面。
枝分かれするようなところに出る木目。
背骨のような、何かの植物のような独特の雰囲気です。

このようにちょっと変わった変形木は色々と面白い杢が出ます。
年のとった木の方が出やすいのです。
人生(木生)経験豊富という感じでしょうか。
付き合って見ると色々な部分が光り、素敵です。
人も色々。木も色々だということです。

no.1

2017-08-03 | Posted in i ta |